本当に面白い「悪役令嬢」「悪女」モノのコミックを紹介します。この作品なら読んで満足すること間違いなし!
もくじ
『悪役令嬢のお気に入り 王子……邪魔っ』
漫画しいなみなみ 原作緋色の雨 キャラクター原案史歩
前世の自分を救うため、アイリスはフィオナ王女の家庭教師となり、破滅へと進む未来を書き換えようとするのだが、なぜか敵のはずのアルヴィン王子がウザ絡みしてきて・・・。前世とは異なる展開なのか、あるいは前世の自分が知らない真実があるのか・・・。
”悪役令嬢”もののお約束で、王子からの一方的な婚約破棄シーンから始まる本作品。アイリスが前世と現世で培った能力と経験を活かしながらフィオナ王女の未来を切り開いていく物語ですが、全然”悪役令嬢”じゃないのも最近のではすっかり定番の展開となっています。
基本的にはとんとん拍子に話が進み、”思うように進まない”我慢展開がないのでストレスなく読めるのでおすすめです。
『歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!』
漫画保志あかり 原作大木戸いずみ キャラクター原案早瀬ジュン
文武両道に秀でていなければ立派な悪女になれないと努力をすればするほど、どういうわけか王子からの好感度が上がり続けているようで、何かがおかしい・・・。
稀代の悪女を目指していながらちょっとズレている主人公・アリシアは、顔つきこそヒールっぽいですがけっこう好感度の高いキャラとして描かれています。それとは逆に万人から慕われる正統派ヒロインの聖女・リズの天然悪っぷりが絶妙にウザく、ストーリーを大いに盛り立てています。
『悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~』
漫画白梅ナズナ 原作まきぶろ キャラクター原案紫 真依
絶望のあまり意識が途絶えた瞬間、エミに替わり現れた人格は、エミの中で11年もの間ずっとエミを見守り愛し続けてきた本来の悪役令嬢・レミリアだった!
エミの冤罪を晴らし、心優しいエミが望んだ平和な世界を実現するために、本物の悪役による壮絶な復讐劇が始まる・・・。
ごく普通の女性・エミがゲーム中の悪役令嬢の意識を乗っ取るかたちで転生し、苦労の末に失脚。すると彼女を心の中から応援していた悪役令嬢が表面化してきて、エミを傷つけた全ての者に復讐するという斬新な設定。
単なる復讐ストーリーであるだけでなく、レミリアが様々な問題をクリアしながら力をつけ、味方を増やしていく展開が魅力的で、物語の世界観にどんどん惹き込まれていきます。
漫画を担当している白梅ナズナさんは『月見月理解の探偵殺人』や『クロハと虹介』といった作品の作画も手掛けている実力派。美しさと力強さを備えたキャラクターたちの描写には安定感があります。
『悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~』
漫画のこみ 原作七夕さとり キャラクター原案Tea
圧倒的なレベル差と強大な闇魔法力が災いして、本人の意思と関わりなく悪目立ちしていくユミエラ。しかも国王陛下からは2年後に復活する魔王の討伐隊に入るよう命じられ、ヒロインや王子たちとの共闘を余儀なくされる。
敵視と畏怖の目にさらされながらもマイペースで過ごすユミエラ。そんな彼女にもいつしか彼女を理解し味方となる仲間が現れ・・・。
ドライな立ち振る舞いと淡々とした口調で我が道を行くユミエラのコミカルでダークな魅力に惹き込まれる本作。勘違いで敵視してくる王子たちは言うまでもなく、学園の魔法士や騎士団長に至るまでいとも容易く退ける実力を持ち、自らの魔力を注ぎ込んで孵化させた禍々しいドラゴンを愛でるユミエラはまさに天下無双。ゲーム本来の攻略対象ではないパトリックとのラブラインも目が離せません。
『悪食令嬢と狂血公爵〜その魔物、私が美味しくいただきます!〜』
漫画水辺チカ 原作星彼方 キャラクター原案ペペロン
別れ際に”また会いに行く”と言われた言葉を社交辞令と捉えたメルフィエラだったが、領地に戻った彼女を待っていたのは父親のもとに届いたという狂血公爵からの婚約の申し出だった・・・。
王命により魔物を狩り続けなければならないガルブレイス領の領主と、人々から忌み嫌われながらも魔獣の食用化を研究しているメルフィエラの”一目惚れ”で”利害一致”のほのぼのとしたグルメ&ラブコメ。迫力満点の討伐アクション、楽しい出会いやアクシデント満載の胸キュンストーリーが次々と展開するので思わず一気読みしてしまう面白さです。
『寂しい侍女は、高慢王子の一番になる』
漫画奥西チエ 原作三国司
ロキオの侍女となったエアーリア。しかし高慢で不条理な存在と言われていたはずのロキオが実は思いやりを内に秘めていることを知り、予想に反して二人の間は急接近!果たしてエアーリアは女王の密命を達成することができるのか・・・。
かわいい癒し系の画風とほんわりと温かなストーリーが相まった極上の世界観に思わず引き込まれてしまう名作。その生い立ちから自己肯定感が低い侍女の人生が華やかに彩られていく展開をストレス少なめで楽しめるのでおすすめです。
『転生しまして、現在は侍女でございます。』
漫画田中ててて 原作玉響なつめ
凛とした姿勢で好感の持てるヒロイン。安定感ばつぐんの画力で華やかな宮廷生活と魅力的なキャラクター達が描かれており、作品の世界観に素直に惹き込まれます。
おわりに
以上、本当に面白い「悪役令嬢」「聖女」「侍女」モノのコミックを紹介しました。何度でも読み返したくなる良作なのでぜひ一読を!