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クリミナルマインド シーズン16の全エピソード・トリビア

「クリミナルマインド シーズン16」は全10エピソード。シーズン15の終了から1年9か月空けて配信開始したリバイバル版で、物語はシーズン15の3年後という設定でスタート。

以下は公式より。

シーズン15から3年。昇進してBAU以外のチームも見るプレンティス、妻を亡くし自暴自棄な生活を送るロッシ…、さまざまな状況からチームの結束力が揺らいでいたBAUだが、それぞれが追っていた事件から共通の証拠が発見される。その証拠を追っていくと、パンデミックの最中に拡大した殺人ネットワークの存在が明らかに。果たしてBAUのメンバーたちは巧みに姿を隠す殺人ネットワークの首謀者である“シカリウス”にたどり着くことはできるのか。

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クリミナルマインド シーズン16/全エピソード

エピソード1:再会の時(Just Getting Started)

2022年、FBIの行動分析課のメンバーは、それぞれ別々に事件を捜査するようになった。現在BAU課長であるエミリー・プレンティスは、この問題をめぐってダグラス・ベイリー副局長と対立するが、いつものように相手にされない。

ワシントン州ヤキマ郡で、タラ・ルイスは最近発掘された輸送コンテナを訪れ、2005年から2020年までの16人の犠牲者と、さまざまな誘拐道具が入ったフットロッカーの「殺害キット」を発見。彼女はそれが、COVID-19パンデミックのために狩りができなくなった連続殺人犯の犯行ではないかと疑う。

妻のクリスタルを癌で亡くして以来、ますます怒りっぽくなったデビッド・ロッシ。家に帰らずホテル暮らしをしている。自分を悩ませているバージニア州の一家の殺人事件を調査し、犯人が再び襲撃することを予測する。しかし犯人は、今回は両親だけを殺害し、娘を誘拐し、赤ん坊には触れなかった。

両家族の娘が、BAUを退職した技術アナリストのペネロペ・ガルシアの考案した安全なオンラインサービス「SOAR」で狙われていたことを知ったルーク・アルベスは、事件解決のために彼女の協力を得る。BAUから足を洗ったつもりのガルシアは、最初にして最後のデートで失敗したルークに対して冷たいが、自分が監修したシステムが悪用されたことには我慢できず、今回限りBAUに協力することに。彼女は犯人がSOARを通じて独自の歪んだ基準で恋人を探していたことをつかむ。

BAUは娘の救出に成功したが、プロファイルで自殺願望が無いと分析されていたにもかかわらず、追い詰められた犯人は拳銃自殺をする。事件のニュースが放送される中、ルイスは犯人が輸送コンテナにあったものと全く同じフットロッカーを使用していたことに気づき、コンテナをクアンティコに輸送する決心をする。また、連絡を受けたロッシはこれがおそらくこれまでで最大の事件であることを確信する。

なお、ロッシはこの事件をきっかけに妻のクリスタルを喪失した自身の悲しみを受け入れる努力を始める。

一方、ジョージア州ホイットフィールド郡で、ある男性が別の殺害キットを地面に埋めているときに、輸送コンテナと誘拐事件に関するニュース報道に耳を傾けていた・・・。

※一般にフットロッカーというのはトランクやスーツケースとは異なり、兵舎などでベッドの足下に置いて使うことを想定した保管ボックス。

エピソード2:殺人ネットワーク(Sicarius)

BAU は、JJが追っている”男性の脊髄を切断する事件”を捜査する。彼らはこの事件が過去 2 件の事件に関連しているのではないかと疑っていたが、別の殺害キットを含む未解決事件のビデオを発見したことで、その疑惑は裏付けられた。BAUはパンデミックによって狩猟が困難になったことを受けて構築された”連続殺人ネットワーク”が裏に存在すること、そしてそのネットワークのリーダー自身がプロファイラーであることに徐々に気付いていく。

一方、輸送コンテナがクワンティコに運ばれてきて、ベイリーは経費について渋い顔をする。

BAUによる徹底的な調査にもかかわらず、容疑者を特定することができない。コンテナ内の遺体は全て異なる方法で殺害されており、BAUは容疑者がコンテナを殺人方法の実験室として使用していたと推測する。その方法にはシカリウスのクモを人の体に送り込むという手口が含まれていたため、以後容疑者は「シカリウス」と呼称されることになる。

ガルシアは匿名の人物から暗号化された座標の一覧データを送られたが、それをそのままFBIに提出する。後にそのデータがシカリウスが国中に埋め、彼の信奉者たちが掘り起こして使用する殺害キットの位置であることが明らかになった。ガルシアはしぶしぶFBIに復帰し、シカリウスの犯行を阻止するのを手伝う。

シカリウスの正体はワシントン州シアトル出身でネットワーク セキュリティ アナリストとして国中を駆け回る二児の父親、エリアス・ヴォイトであることが判明。テネシー州チャタヌーガの金物店に物資を集めるために出かける。そしてレジ係の犬ムースの写真を見つけ、その後彼女から犬を奪い取る。

脊髄切断事件の犯人が「ルール」を破っているのを見つけたヴォイトは、実行犯に自殺を命じていた。

BAU は悪魔のようなネットワークに参加するための方法を発見する。

司法省のルイスの恋人レベッカ・ウィルソンは、ベイリーが FBI の金儲けと経費削減の手法を利用して出世の階段を上り詰め、BAU を FBI の国内テロ対策ユニットに組み込んで、輸送コンテナの盗難による経費損失を利用して出世を続けるつもりだと BAU に伝える。そこで、チームは自分たちの価値を証明するためにシカリウスを阻止しようと結束する。

※シカリウスはドクイトグモの一種で、皮膚壊死性の猛毒を持つ危険種。名前はラテン語で「暗殺者」という意味。

エピソード3:札付きの男(Moose)

BAU はシカリウスの殺害キットを捜索するが、それを使用している容疑者を捕まえることができない。

ガルシアは自殺した犯人たちの携帯電話からシカリウスが信者を集めたサイトを割り出す。JJたちはシカリウスがすでに埋めてある殺害キットに合わせて信者を選んでいることを突き止める。

BAUは輸送コンテナで得た情報から、次に使用される殺害キットは放火キットであると結論付ける。ウィルソンの助けを借りて元陸軍スペシャリストのタイラー・グリーンがキットを受け取ったことを突き止めると、彼を捕らえる手はずを整える。これによりBAUはベイリーとさらに対立することになり、ベイリーは BAU に、この捕獲作戦に国内テロ対策ユニットを導入するよう要求する。

BAU は事件解決のため、テロ対策ユニットとの合同部隊を編成せざるを得なかった。グリーンが現れた公園でテロ対策班はグリーンを狙撃しようとしていたが、手がかりを失いたくない JJ とアルベスは独断で飛び出し、その場でグリーンを確保する。そして彼らは、グリーンの身体に装着されていた爆弾がフェイクで、殺害キットの材料はすべて無効化されていたことを知る。

その後の調査でグリーンが殺人犯ではなく二重スパイであることが判明。グリーンはシカリウスが妹のアリソンを殺害したことを知り、シカリウスを連れ出すためにネットワークに潜入したのだった。彼は殺害キットの座標をガルシアに送った人物そのものであり、公園内の監視カメラをハッキングしてシカリウスをカメラに収めようとしていたことも判明した。

一方、シカリウスことヴォイトは不景気のあおりを受けて職を解雇され、さらに信者たちが自分の「ルール」を破り始めていることを嘆く。下品で粗暴な隣人が望みもしない定期購読を強要してきて一触即発の状況になると、その場で彼を殺害する妄想が頭をよぎる。

ヴォイトは殺人欲求を抑えきれなくなり、再び狩りを行わざるを得なくなる。そして隣人に似た男を、攻撃的に調教したムースを使って嚙み殺させる。

※ヴォイトの妻を演じるキーリー・サンチェスとヴォイト役のザック・ギルフォードは実の夫婦。

※原題は「Moose」(ムース)で、劇中に登場する犬の名前。Mooseの本来の意味はヘラジカ。

※ジョー・マンテーニャが監督。

エピソード4:配信された惨劇(Pay-Per-View)

ヴォイトは殺害現場の片づけをしているとき、ある男が自分に「ルール」を教えたと自慢しているという幻覚を見る。幻覚から覚めた後、ヴォイトはムースに致死注射を打つが、殺人の時には見せない憐れむようなまなざしを向ける。

BAU はセキュリティ システムをハッキングして自分たちが行う殺害行為を被害者宅からライブ配信する 2 人の兄弟の事件を捜査。シカリウスとの関連を疑う。追い詰められた兄弟の 1 人は殺害され、もう 1 人はネットワークについて何も知らないにもかかわらず、尋問のために連行される。

またBAU はタイラー・グリーンの詳細を収集。その中にはグリーン自身も驚いたことに、妹の遺体が輸送コンテナで発見されなかったことなどがあった。彼らはガルシアを通じてグリーンに知っていることを吐かせようとしたが、グリーンは自分が信じて探し出したブラッククイーン(ガルシア)が殺害キットの座標を FBI に渡したことに苛立ち、ガルシアと話すことを拒否する。

グリーンの頭の中で妹との最後の記憶がぼんやりしていることから、BAUはグリーンに認知面接を行うことにする。かたくなに拒むグリーンをガルシアが説得し、認知面接が行われる。

グリーンはアリソンが行方不明になった夜、彼女が「リー」という名のボーイフレンドと喧嘩したが、警察は彼女もリーも見つけられなかったことを説明。パンデミック中にグリーンは殺人ネットワークを発見し、シカリウスが直接アリソンの名前を挙げたため、リーが彼女の殺人犯であることを悟った。

グリーンはシカリウスとの連絡を維持する方法を見つけたが、彼の条件は放免されることだった。

一方、JJは夫のウィルが生命保険の内容を変更したことを知り、健康上の問題が起きたのではないかと心配する。ウィルは自分が癌かもしれないとJJに伝え、二人の結婚生活は困難に陥る。

※犯罪者兄弟の顔がバグっていたのは、監視カメラやAI顔認証などを回避する幻惑パターン(ダズル迷彩など)を利用していたから。

※アダム・ロドリゲスが監督。

エピソード5:オイディプスは笑う(Oedipus Wrecks)

ウィルは病院での診断の結果、癌ではないことがわかる。JJは大いに安心したが、二人は仕事で直面する危険についてもっとオープンに話さなければならないことを確かめ合った。

ベイリーは最近の被害者の 1 人が以前付き合っていた女性だった上、政府職員専用のマッチングアプリを利用していることを知られる。プレンティスはこのネタを利用して、彼にBAUへ関与しないよう釘を刺さす。

一連の女性殺害事件で、BAUが分析したプロファイル像が現職の米国上院議員を母親に持つベンジャミン・リーブスと一致したことで、事態はさらに深刻になる。捜査に二の足を踏むベイリーをよそに、BAUメンバーはベンジャミンの逮捕に踏み切る。

ベンジャミンはシカリウスの被害者について、またジョージア州ホイットフィールド郡にある別の「殺害キット」についても豊富な知識を持っていることが明らかになる。その後、ベンジャミンの母親がBAUを訪れ、ベイリーたちを脅して告訴を取り下げるよう迫る。

一方、ガルシアとグリーンは対立を続け、ガルシアはなぜネットワークに関してグリーンに協力を求めたのか疑問に思う。グリーンは最終的に、ガルシアが最高だと知っていたことを告白し、彼女の信頼を得る。

2人はシカリウスとベンジャミン・リーブスのチャットを発見。ベンジャミンはシカリウスにネットワーク運営の資金を提供し、捕まったときに自殺しなくて済むようにシカリウスと取引していた。この取引の一環としてベンジャミンは母親を殺し、ヴォイトとともにジョージア州に逃げる。ヴォイトはガルシアによるハッキングに気づき、チャットログをすべて消去して彼女を苛立たせる。

一方、JJとアルベスはジョージア州に行き、別の輸送コンテナを見つける。しかし調査中に爆弾が仕込まれているのを発見。二人が逃げ出すと同時にコンテナが大爆発を起こす。

※ロッシが言及するPCL-R(精神病質チェックリスト改訂版)はサイコパスチェックリストのこと。全20項目、3段階評価で最高得点は40点。25~30点以上の場合はサイコパスの可能性が高い。

エピソード6:悪魔の血筋(True Conviction)

BAU は緊急にジョージア州に飛ぶ。現地では救急隊員により、爆発により負傷したものの生きていた JJ とアルベスの治療が行われる。2 人はシカリウスが立ち去るように警告していたことに気づく。ロッシは、連邦捜査官を殺したくないというシカリウスの規律に言及し、そうするように訓練されていることに気付く。彼らが周辺を探索していると、銃の横にベンジャミン・リーブスの死体を発見。司法省はリーブスこそがシカリウスであると断定して事件を終結せざるを得なくなる。

コンテナから回収された内容物からはアリソン・グリーンの DNA も発見される。そのため、ガルシアに保釈されたタイラーは酒を飲んで悲しみを紛らわし、バーで喧嘩をする。ガルシアはグリーンを家に連れ込み、2 人は急速に絆を深める。ガルシアがグリーンにキスをする。

コンテナから発見されたものには、シカリウスの最初の殺人事件が記録される以前に殺害されているノースカロライナ州ローリー出身の少女、マリア・ジョーンズの写真もあった。BAU はマリア・ジョーンズの死にシカリウスの叔父であるサイラス・ルブランが関わっていると考え、マリアを殺害した罪で起訴された死刑囚シルビオ・ハレラを再尋問する。このことは当時事件を担当した検察官であるウィルソンとルイスの間に対立を生じさせる。

BAUは最終的に、囚人シルビオが殺人を自白したのはマリア殺害の真犯人であるサイラスから自分の親友(ボーイフレンド)を守るためだったことを突き止める。証拠として彼を生かしておくため、ウィルソンは事件を取り下げることに同意するが、ルイスの行動を非難することはなかった。

BAU はシカリウスのプロファイルを改め、最初の輸送コンテナが彼の家の近くの実験場で、主に弱者やホームレスをターゲットに殺害を重ねた場所で、2 番目のコンテナが彼の「トロフィー」を保管する場所であると断定。BAU はシカリウスの規律が家族を育てることから来ていることに気づき、彼は一家の父親であると推測する。

一方、ヴォイトは、ノースカロライナ州フォールズ レイクで、自分に無力さを教えてくれた叔父サイラスと暮らした「リー」としての過去を振り返り、犬に希望を捨てて電気ショックを受けるように教えるという研究結果まで挙げている。思春期になるとリーは発覚や逮捕を避けるための「ルール」を教えられた。サイラスがマリアを殺すのを目撃し、自分がいかに冷酷であるかを悟ったリーは、マリアの写真を持って普通の生活を送るために家を出るが、結局サイラスが彼に植え付けた殺人癖に逆戻りしてしまう。

ヴォイトはサイラスのもとへ行き、点滴にナプロキセンを注入して彼を毒殺する。その死の直前にサイラスは、家族もす​​ぐにお前の正体を知るだろうと警告する。

エピソード7:選択のとき(What Doesn’t Kill Us…)

司法省はベンジャミン・リーブスをシカリウスに仕立てて事件を終結させようとしており、プレンティス とベイリーは捜査打ち切りを考え直してほしいと訴える。司法長官はその条件として、バージニア州で起きた数件の殺人誘拐事件の捜査を命じる。

BAUはその事件を解決するが、シカリウス事件の捜査の継続を司法長官に拒否され、捜査は打ち切られる。しかし2つ目のコンテナに入っていたムースの追跡タグのおかげで、彼らは金物店のレジ係からムースの映像を入手し、秘密裏に捜査を続けることができた。

ガルシアは自分の良識とプレンティスの命令に反して、グリーンと親しくなり、ついには彼と寝てしまう。

一方、ヴォイトの精神状態は崩壊し始め、家族を殺害したいという衝動に駆られるようになる。最終的に彼は妻と二人の娘を残して家を出ることになる。娘たちは「私たちのせい?」「永遠に離れるの?」と泣く。

※アイシャ・タイラーが監督。

エピソード8:語られぬ言葉(Forget Me Knots)

ノースカロライナ警察は、死亡したサイラス・ルブランと彼の小屋でマリアの DNA を発見し、事件がシカリウスと関係していることを突き止めた。彼らは BAU に報告し、サイラスが両親の死後甥のリー・デュバルの親権を勝ち取った裁判記録にたどり着いた。「リー」という名前がアリソンのボーイフレンドの名前と同じだったことから、警察はルブラン殺しがシカリウスの仕業だと気付いた。

警察はシカリウスの精神病質は子供の頃に始まり、両親から独立するために密かに両親を殺害したこと、サイラスがこの特異性に惹かれたことに気付くが、リー・デュバルの 18 歳の誕生日以降の記録が見つからないことを嘆く。

ヴォイトは本名のリーを使って、カリフォルニア州インディオで容姿も性格も妻シドニーに似ている女性を見つけて誘拐し、自分が真実を告げた場合に妻がどう反応するかを探るためのロールプレイングゲームを強要する。彼女はその後解放されたが、シカリウスの仕業だと考えた地元当局はBAU に協力を要請する。結局ヴォイトを見つけることはできず、しかも解放された女性はシカリウスの手が家族におよぶことを恐れ、BAUに何も話さない。

一方ロッシは、防犯カメラの映像からシカリウスを特定できなかったことでガルシアを叱咤する。ガルシアは映像内のシカリウスの動きから彼が家族からかかってきた携帯着信を無視していると推測し、その時間帯にワシントンから近くの携帯の基地局にかけられた電話の記録を集める。ロッシはそのリストをもとに家々を訪ね歩き、最終的にエリアスの妻シドニーのもとへたどりつく。

ラモンターニュ家ではJJとウィルのやり取りを聞いてしまった長男のヘンリーがJJに「ウィルは大丈夫なのか」と聞くが、JJは大丈夫だとなだめる。納得していないヘンリーは名前を耳にした医師をネットで検索し、主要専門医であることを知る。

※A・J・クックが監督。

エピソード9:死を想え(Memento Mori)

冒頭から流れる一連の回想シーンでは、最初のコンテナが発見される前のいくつかの場面が描かれており、その中にはロッシの妻の葬儀の様子、ルイスとウィルソンの初めての出会い、アルベスとガルシアのぎこちない初デートなどが映し出される。

シドニーがロッシからいろいろ質問されている時、ヴォイトから電話がかかってくる。シドニーを通して捜査官がデビット・ロッシだと知ったヴォイトはロッシの著書を読んでいた10代の頃の自分の姿を思い出す。ヴォイトはロッシが危険人物だと説明してシドニーに追い払えと言う。

ロッシはヴォイトが容疑者であることを直感し、BAUに報告する。BAUはヴォイトについて調べ、彼が「ハイエンド暗号学」に携わるセキュリティアナリストだったことを突き止める。

危機を察知したヴォイトはBAUへ自ら直接出頭して最近の自分の動向を明かし、大都市以外ではシカリウスの近くにいなかったと証明する。

ヴォイトはその後、妻のシドニーがロッシを信用させないために、彼女に嘘の説明を並べ立て。シドニーは訳が分からないまでも、ロッシが自分たちの敵であると信じ込む。

ロッシはヴォイトがシカリウスであると確信しているので、ヴォイト逮捕のカギである妻のシドニーをショッピングセンター駐車場で確保してBAUへ強制連行しようとしたが、その横暴な行為をヴォイトに動画撮影された上にSNSで公開されて問題となる。司法長官はロッシを解任するようプレンティスに命じるが、ロッシは暴走してヴォイトを家まで尾行して直接詰め寄る。しかしヴォイトはたやすくロッシを制圧し、彼を拉致して 車で3 つ目のコンテナに向かう。

いっぽうでタイラー・グリーンはBAU がシカリウスを見つけたことに気づき、ひそかにヴォイトへの復讐を企てる。そしてヴォイトの元へ向かうであろうロッシの車をワシントンまで尾行する。グリーンは最終的にロッシを拉致したヴォイトを追い詰めて妹アリソン殺害を自白させるが、ヴォイトによって撃たれてしまう。

その後ガルシアに機転によりBAU はグリーンを発見・救出することができたが、ロッシもヴォイトも見つけられない。そのときヴォイトはコンテナからのビデオ映像をライブ配信し、自分を追うことをやめなければロッシを殺すと警告する。

エピソード10:脱出(Dead End)

ヴォイトは、名前を盗んだ本物のエリアス・ヴォイトの隠れ家に家族を連れていくが、シドニーは家の中で殺害キットを偶然見つけてしまう。これによりヴォイトが家族をごまかそうとしていた努力は全て無駄となる。

ロッシは自分がリー・デュバルに変身していることに気づき、BAU に暗号メッセージを送って見つけてもらう。しかし、ベイリーがいなければ中に入ることはできない。ベイリーは、ヴォイトを逃がさないためには自分が先に入らなければならないと主張する。そうすると、ヴォイトはベイリーを殺害する。BAU はその後、家族を救出し、ヴォイトを逮捕するが、ガルシアは彼の携帯電話からデータを抽出できず、彼は司法長官以外とは話さない。

一方ロッシは音声フィードの遮断に成功し、ヴォイトに声が伝わらないようにしてライブ配信を妨害する。ヴォイトは音声フィードでBAUに対し、副局長ダグラス・ベイリーとの会話を要求する。

ロッシはドアを破壊するために即席の爆弾を作って破壊を試みるも失敗。徐々に酸素が失われつつあるコンテナから脱出する方法を見つけられずにいた。彼は妻の幻覚を見始め、妻の死後チームへの信頼を失ったことに気づき、シカリウス事件に対する彼の苛立ちは最高潮に達した。

BAU がロッシとヴォイトの捜索に全力を注いでいる時、司法長官はベイリーとウィルソンにヴォイトとの取り引きについて打ち明ける。彼女はヴォイトが「ゴールド スター」を知っているため彼を解放することを検討しているが、ロッシを失った場合に BAU に裏事情を知られないようにするのは不可能だと嘆く。

プレンティスとルイスはゴールド スターというものの存在を知るが、それ以上のことは知るすべがない。

ガルシアはヴォイトの母方の所有するカリフォルニア州バーニーの不動産を割り出す。そこが隠れ家だと確信したBAUは現場に急行する。

隠れ家ではヴォイトと家族の関係が崩壊し始めている。そこにFBIが到着したためヴォイトは妻シドニーと娘たちを寝室に監禁する。

SWATチームとBAUメンバーをおさえて、ダグ・ベイリーが交渉のために単独で家に入る。ベイリーは自信ありげにゴールドスターの件を持ち出してヴォイトを説得しようとしたが、ヴォイトはあっけなくベイリーを射殺する。

一方で家の外からJJ とウィルが寝室にアクセスし、シドニーが窓を開けて二人の娘を脱出させる。シドニーはヴォイトがベイリーを射殺するのを見て悲鳴を上げたため、それを聞いで寝室に駆けこんできたヴォイトに捕まる。退却するBAUにヴォイトが窓越しに発砲し、ウィルが撃たれる。

家の中で二人きりになったヴォイトはシドニーに対して至近距離で銃の引き金を引くが、弾切れで不発に終わる。シドニーから侮蔑の目を向けられながら、ヴォイトは突入したアルベスによって逮捕される。

BAUに連行されたヴォイトは司法長官との対話を要求し、だんまりを決め込む。手詰まりになったBAUは最後の頼みの綱をシドニーに託す。

BAUから要請を受けたシドニーが夫であるヴォイトにロッシの居場所を明かすよう訴え、BAU はようやくロッシを救出。一同は大いに喜ぶ。ガルシアはグリーンのところに行き、彼が不誠実な行動を繰り返すことを責め、別れを告げる。

BAU がベイリーの葬儀を主催する中、プレンティスとルイスはロッシに、ベイリーが単独でゴールド スターの情報を隠そうとしていたことを打ち明ける。その頃同時に、武装した兵士たちが FBI 本部に侵入し、ヴォイトを尋問室に連れて行く。そしてその尋問室に謎の人物が入ってくる。

感想

「クリミナルマインド シーズン16」はリバイバル版だけあって、シーズン15以前の本家とは雰囲気が結構違います。本家はほとんどのエピソードが1話完結だったのに対して、シーズン16は全編を通してシカリウスというサイコパスが登場し続けます。それがこれまでのシーズンとの大きな違いです。シカリウスという癖のあるキャラクターに馴染めるかどうかが、本シリーズを心から楽しめるか否かを大きく左右すると思いました。

シカリウスはサイコパスですが、夫であり父親であり、犯罪者たちを手引きする指導者でもあるため、かなり設定てんこ盛りで出演時間も長め。本シリーズの主人公だといっても過言ではありません。しかも最終を見る限り、次シーズンにも登場する様子。

個人的には正直、それほど魅力的な犯人像ではないため食傷気味です。シカリウス役のザック・ギルフォードは『LA’s FINEST/ロサンゼルス捜査官』にレギュラー出演しているようです。

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この記事の執筆者:kantan
韓国ドラマ・海外ドラマ歴20年。動画配信サービスを掛け持ちして、寝る間も惜しんで視聴しまくり。
ジャンルを問わず観ていますが、時代劇ものやSF・ファンタジーものが特に好きです。もう一度見たいドラマはたくさんあっても、新作が次々出るので旧作を見直す暇がないのが悩み。
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