もう一度観たくなる『アベンジャーズ /エンドゲーム』の解説・疑問・深読み・イースターエッグなど

『アベンジャーズ /エンドゲーム』(2019)は、2018年公開の『アベンジャーズ /インフィニティ・ウォー』の続編。世界興行収入で『アバター』『タイタニック』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抜いて堂々の1位となりました。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)と呼ばれる一連のマーベル作品群の中でも特別に重要視されている『アベンジャーズ /インフィニティ・ウォー』。本記事では作品の解説と、疑問点の掘り下げ、深読みなどを通して、マーベル作品をより楽しむための情報を紹介していきます。

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『アベンジャーズ /エンドゲーム』の冒頭の状況は?

この作品は続編なだけに、単発で冒頭シーンを観ても全くわかりません。クリント・バートン(ホークアイ)の家族が突然消えてしまうのですが、ホークは消えていく瞬間を見ていたわけでもなく、ただただ狼狽する姿が描かれています。

よく見ると娘のライラが消えたあとに塵が舞っているのですが、クリントが気づくわけもありません。

『インフィニティ・ウォー』の終盤にサノスが指パッチンをして、全宇宙の生命の半数が消えて無くなったところから本作は始まります。

ちなみにクリントがライラのことを「ホークアイ」と呼ぶシーンは、原作における2代目ホークアイ、ケイト・ビショップへの布石なのでは、と噂されています。

バートンの足に付いているものは?

バートンの左足には発信器のようなものが付けられていますが、これはバートンが政府によってこの自宅に軟禁されていることを意味しています。

ちなみにこの発信器は『アントマン&ワスプ』(2018)でスコット・ラングが手首に付けていたものと同型。2人ともシビル・ウォー後はFBIの監視下に置かれており、自宅の敷地から出ることを禁じられていました。

キャプテン・マーベルがトニー達を探し出せたわけは?

『アベンジャーズ /インフィニティ・ウォー』では登場しなかったキャプテン・マーベルだが、『エンドゲーム』で唐突に登場して、壊れた宇宙船で銀河を漂流していたトニーとネビュラを宇宙船ごと地球へ運んできます。

キャプテン・マーベルがトニー達を見つけられた理由は明らかにされていませんが、彼女に救難信号(ポケベル)を送ったのは『インフィニティ・ウォー』の終盤でも描かれているように、サノスの指パッチンで消滅する直前のニック・フューリー。

実際に宇宙へ信号を送信していたのはアベンジャーズの基地にある装置だったのですが、その信号を受けてキャプテン・マーベルが地球へ到着し、ナターシャたちの前に現れて「フューリーはどこ?」と問いかけるシーンは『キャプテン・マーベル』(2019)のエンドクレジットで流れます。

その後どのようなにして宇宙船を発見したのかは描かれていませんが、アベンジャーズから情報を得てタイタンと地球を結ぶ航路上を探索したか、あるいはトニーがアイアンマンのマスクを通じてペッパー宛てに送信したメッセージが地球に届いていた可能性も・・・。

マーベルとローディの関係は?

アベンジャーズに合流したキャロル・ダンバース(キャプテン・マーベル)に対し、ローディは最初「新人さん、今まで君はどこにいたんだ」と文句を言ったりしていましたが、その5年後のホログラム会議の際にはキャロルがわざわざローディに「がんばってね」と声をかける描写もあり、距離が縮まった様子がうかがえます。

原作コミックではキャロルとローディは恋人同士となります。映画にもこの設定が今後反映されるかもしれません。

オコエの報告にある「海底の地震」とは?

ホログラム会議でオコエが、アフリカの海底地震について報告しており、その際にオコエは「干渉しないのが一番」という意味にもとれる発言をしています。

これはマーベルコミックに登場する海底王国アトランティスと、その王であるネイモア・ザ・サブマリナーの存在を匂わせていると考えられます。

原作ではワカンダと戦ったこともあるアトランティス。近い将来にアトランティスを舞台にした映画が誕生するかもしれません。

成長したキャシーのその後は?

ミクロバースから戻ったスコット・ラング(アントマン)は、5年間で大きく成長した娘のキャシーと感動の再会を果たします。

映画ではキャシーの活躍はありませんでしたが、原作コミックにおいてキャシー・ラングは父のあとを継いでスーパーヒーローになる存在。ケイト・ビショップらとともにヤング・アベンジャーズに名を連ねることになります。

アスガルド人とバルキリーはなぜ無事だったのか

『インフィニティ・ウォー』の冒頭で全滅したかに見えたアスガルド人。でも『エンドゲーム』でビール腹の引き籠もりゲーマーに成り果てたソーが住むノルウエーの町(ニュー・アスガルド)には、バルキリーをリーダーとするアスガルド人の集落がありました。

『バトルロイヤル(原題:ラグナロク)』のラストでアスガルド人達は、大型宇宙船ステイツマンで地球を目指していましたが、彼らの前にサノスの巨大戦艦サンクチュアリⅡが現れます。(このシーンは『バトルロイヤル』のエンドクレジットで流れます。)

どのようにしてサノスの手を逃れたのか、映画の中では描かれていません。戦いの直前にバルキリーともども非戦闘民を地球へ送ったのかもしれません。あるいは救命艇で脱出したか、もしくはサカールを脱出する際にグランドマスターから盗んだ小型宇宙船を使ったか・・・。

いずれにしても、ソー不在の間に指揮を執ったと思われるバルキリー。地球で新しい町を作った功労者であるバルキリーがニュー・アスガルドの統治者になるのも納得できます。

なお、バルキリーとともに脱出したメンバーの中にはコーグとミーグも入っていたようです。

エンシェント・ワンがハルクに石を渡す理由

過去にタイムヘイストした時、ブルース(プロフェッサー・ハルク)の役目はサンクタム・サンクトラムにいるドクター・ストレンジからタイム・ストーンを譲り受けることでした。

しかしその時代はスティーヴンがストレンジになる5年前で、石はエンシェント・ワンが守っていました。

エンシェント・ワンはブルースのアストラル体と話をする中で、未来でストレンジがサノスにタイムストーンを渡すことを知ります。

エンシェント・ワンは自身の死までの未来は見据えていても、その後のことは見えていません。ストレンジの行動を聞いて石をブルースに渡すことにしたのは、ストレンジへの信頼がそれだけ大きいということだと考えられます。

ロキはどこへ行ったのか

『インフィニティ・ウォー』の冒頭でサノスに殺されたロキですが、トニーとスコットによるテッセラクト(4次元キューブ)奪還作戦が失敗した時に、キューブを持って姿を消しています。

過去のロキが行方不明になった瞬間に新たな時間軸が生じているので、サノスに殺されていない別のロキがどこかで生きている可能性があります。

トニーが父に伝えたかった言葉

トニーは1970年にタイムへイストした際に、研究施設内で若かりし頃の父親であるハワード・スタークと偶然出会う。

『シビルウォー』でも触れているように、トニーは両親が自動車事故で亡くなる直前の朝の、父親に対する自分の態度に後悔していました。予期せぬタイミングでトニーは父に伝えたかった言葉を若きハワードに伝えることができたのでした。

ちなみにこの時ハワードを車で迎えていたのは執事のエドウィン・ジャービス。原作でジャービスは後にトニーの家庭教師となり、トニーが開発した人工知能の名前にもなっています。

ナターシャが復活する可能性は?

マインドストーンと引き換えにヴォーミアで命を落としたナターシャ・ロマノフ。『エンドゲーム』の結末のために彼女の死が必然である限り、復活する時間軸は存在しないことになります。

劇中でもブルース・バナーがインフィニティストーンでナターシャを復活させようと試みて失敗したと言っていました。

必然であるはずのナターシャの復活が可能ならば、トニー・スタークの復活もありになってしまうので、現在の時間軸でのナターシャ復活はまずありえません。

キャップがムジョルニアを持ち上げられた理由

スティーブ(キャプテン・アメリカ)は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の時には持ち上げられそうで持ち上げられなかったソーのムジョルニア(ハンマー)を、『エンドゲーム』では軽々と使いこなしています。

キャプテン・アメリカの素質を考えれば、ムジョルニアを持つ資格があるのは当然ですが、なぜ『エイジ・オブ・ウルトロン』の時は持ち上げられなかったのでしょうか。

スティーブがムジョルニアを持ったのを見て、ソーは『知ってたよ』と言っています。『エイジ・オブ・ウルトロン』の時に彼がムジョルニアを動かしかけたのをソーは見逃しませんでした。でもあの時は結局持ち上げられないスティーブを見てホッとしたような顔をしています。

実はあの時スティーブは、ムジョルニアが持てたにも関わらず、場の空気を読んでわざと持ち上げられないフリをしたのです。”ソーにしか持ち上げられない”というイメージを壊してソーの面子を潰すのを避けたのでした。でもソーだけは薄々感づいていたのでしょう。

このことは後に『エンドゲーム』の監督であるルッソ兄弟も明言しています。

ペッパーのアイアンマン化は?

『アイアンマン3』では思わぬ状況でアイアンマンスーツを着用し、その快感を味わってしまったペッパー・ポッツ。『エンドゲーム』の最終局面で初の出陣を果たしました。

原作コミックでは彼女はレスキューという名でアベンジャーズに加わっています。

最愛の夫であるトニーを失った彼女が今後どのような道を進んでいくのかは未定ですが、彼女の乗りこなしぶりを見る限り、今後の活躍も期待できそうですが・・・。

ガモーラの復活はあるのか

『インフィニティ・ウォー』でソウルストーン入手のために養父であるサノスの手で殺されたガモーラ。不可逆的な死によって重要なメンバーを失ったガーディアンズでしたが、『エンドゲーム』終盤では過去からタイムへイストしてきたガモーラが現在のネビュラと共闘していました。

過去から来たガモーラはトニーの指パッチン後は姿を見せていないため、指パッチンでガモーラも塵になったとも噂されていました。ところがブルーレイ版限定のカット映像でガモーラの姿が確認され、生存が明らかに。

戦闘中にクィルを救い、クィルにとってはうれしい再会となった過去のガモーラとの対面。現在の時間軸のガモーラに替わり、彼女がガーディアンズに加わる可能性が高いと思われます。

トニーの葬儀に列席している意外な人物とは?

トニーの葬儀では主要メンバーの他に、ぱっと見でわかりにくい人物のカメオ出演があります。

参列者の中にはサディアス・“サンダーボルト”・ロスもいます。ホログラム会議等で登場していたりしましたが、実物の登場は葬儀だけです。ハルクとの確執は解消できたのでしょうか。

そのロス将軍の前に一人で佇んでいる青年がいます。この青年は『アイアンマン2』でトニーの相棒だった男の子、ハーレー・キーナー。

彼の登場が今後の展開にどのように関係していくのかが話題になっています。

まとめ

以上、『アベンジャーズ /エンドゲーム』の解説と、疑問点の掘り下げ、深読み情報の紹介でした。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は作品が増えるにつれ、それぞれの関連性がより複雑になってきています。世界観をすべて把握するためには、全作品を観ることはもちろんですが、キャラクターや出来事の関連性や時系列を追いながら何度も鑑賞し直すことが必要かもしれません。

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