もう一度観たくなる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の解説・疑問・深読み・イースターエッグなど

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)は、軽快なミュージックとコメディタッチのストーリー展開が大ウケし、大ヒットとなったシリーズ作品。パート3も既に製作が決定しています。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の仲間入りを果たした『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の面々。他のヒーロー達とは違った存在感で作品を盛り上げるムードメーカーとなっています。本記事では『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの解説と、疑問点の掘り下げ、深読みなどを通して、マーベル作品をより楽しむための情報を紹介していきます。

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ロケットの名前は”89P13”

刑務所に入れられた際にロケットの名前が読み上げられますが、通称がロケットで本名は”89P13”となっています。原作では惑星ハーフワールドで遺伝子改造を受けており、その時の呼称だと思われます。大脳や骨格などの遺伝子改造や増強が施されていることも表示されています。

”仲間”の項目にはグルートとライラと表示されています。

映画ではロケットの生い立ちや過去については触れられていませんが、「改造してくれって頼んでないぞ・・・こんな化け物に」という台詞から、自分の容姿にコンプレックスを持っていることが伺えます。

ちなみにロケットの声を演じているのはブラッドリー・クーパーですが、モーションキャプチャーで動きを演じているのは本編でヨンドゥの部下・クラグリン役を務めているショーン・ガン。彼はジェームズ・ガン監督の実弟で、その他にも本編に登場するサノスのモーションキャプチャーも担当しています。

グルートも言語を持っている

「アイム グルート」としか聞こえないグルートの言葉にも意味があり、ガーディアンズの中でグルート語がわかるのはロケットだけでしたが、『ガーディアンズ オブ ギャラクシー:リミックス』のポスト・クレジットシーンでは、長く付き合ううちにわかるようになってしまったらしいクィルの様子も描かれています。

ガーディアンズ以外ではソーがグルート語を聞き取れるようです。アスガルドでは選択科目だった、とソー本人は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で言っていますが、これは後になってジェームズ・ガン監督が「ソーのジョークだ」と否定しています。ソーは長生きしている神族なので、あらゆる言語が理解できたとしても何ら不思議はありません。

ちなみに映画でグルートの声を演じたヴィン・ディーゼル向けの脚本だけは、グルートの台詞「I’m Groot」の横にそれぞれの意味の英訳が書き込まれていたそうです。

コレクターとグランドマスター

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)ではポスト・クレジットシーンだけの登場だったコレクターことタニリーア・ティヴァンは、本作ではしっかり登場します。原作でも何度も登場している希代の蒐集家で、珍しい物に限らず、生き物も集めている変わり者でマーベルコミックではおなじみの宇宙服を着けた犬「コスモ」やハワード・ザ・ダックなどの他、ケースに閉じ込めたダークエルフの姿も・・・。

ちなみにコレクターの兄は『マイティ・ソー/バトルロイヤル』に登場したサカールの独裁者グランドマスターです。本作では登場しませんが『ガーディアンズ オブ ギャラクシー:リミックス』のエンドクレジットには顔を出しています。

セレスティアルズの存在

『ガーディアンズ オブ ギャラクシー』でコレクターがクイル達に見せた映像には太古の昔に存在したとされるセレスティアルが映っています。セレスティアルズは身長が600mを超える巨人で、原作では宇宙の神々であり、マーベル最強の種族と言われています。

コレクターが住んでいる惑星ノーウェア自体も、一人のセスティアルの遺骸から組織などを採取するために構成された人工惑星です。

『ガーディアンズ オブ ギャラクシー:リミックス』ではクィルの父・エゴがセレスティアル人を名乗っていますが、これがセレスティアルズと同義なのかは不明です。

セレスティアルズはマーベルの次期作品『エターナルズ』に登場するという噂もあります。もしもヴィランとして登場するとサノスやエゴを遙かに凌ぐ強敵になるかもしれません。

ヨンドゥもガーディアンズだった

『ガーディアンズ オブ ギャラクシー:リミックス』では、ヨンドゥがかつては宇宙海賊ラヴェジャーズの一員だったことが明らかになります。その時の盟友であるスタカ―も登場し、ヨンドゥがラヴェジャーズから追放された原因がクィルの誘拐であることを改めて指摘します。

しかしこの事件、実はヨンドゥはクィルを助けるためにわざとエゴのところに連れて行かず、自分が誘拐したことにしたのだということも考えられます。

原作コミックでは、ヨンドゥは初代ガーディアンズの一員として登場します。また、スタカーもスターホークという名で呼ばれるガーディアンズです。

なお、ヨンドゥを演じるマイケル・ルーカーと、タッカーを演じるシルベスタ・スタローンは1993年公開の映画『クリフハンガー』で一度仲違いをして仲直りする親友同士の役を演じています。

次回作でアダムが登場!?

敗北を喫した惑星ソヴリンの女王アイーシャは、ポストクレジットの映像でガーディアンズへの復讐を誓い、アダムの登場を示唆しています。

このアダムはマーベルコミックでは『ファンタスティックフォー』に登場するヒーローであるアダム・ウォーロックなのではないかと言われています。

アダム・ウォーロックはヒーローなので、打倒ガーディアンズを目的として生み出されたとしても、ガーディアンズ側に付くのかもしれません。

ウォークマンとズーン

クィルが母親からもらったSONYのウォークマンは、残念ながら『リミックス』でエゴによって破壊されてしまいました。音楽好きのクィルには、それに替わるものが必要です。

ヨンドゥの葬儀の後、クィルがクラグリンから「ヨンドゥがお前のためにガラクタ屋で買った」と手渡されたのが、マイクロソフトが2006年に発売開始したZUNE(ズーン)。

ZUNEはiPodの人気に太刀打ちできず、わずか5年で姿を消した幻の名機といわれています。

ウォークマンは映画に登場してから中古品の価格が高騰したことで有名です。ズーンはどうでしょうか。

ドラックスはダンスが嫌い

『ガーディアンズ オブ ギャラクシー』のエンドクレジットと『リミックス』のオープニングには、ベビー・グルートがドラックスの見ているところではダンスを止める、というシーンが登場します。

これはドラックスのダンス嫌いを知っているベビーグルートが気を使っている、あるいは怒られないためにダンスを止めていると考えられています。

もともと冗談が通じず融通の利かない性格のドラックス。特にダンス嫌いは徹底しており、「どんなに賑やかな場所でも足踏みひとつしなかった」妻を自慢し、ダンスなど軽薄で下等なことだと考えています。おそらくはベビーグルートに対しても、ことあるごとにダンスの無意味さを説いているのでしょう。

ダンス好きのクィルに対しても「お前は自分と同レベルの痛々しい女を捜せ」と助言したりしています。

『リミックス』のエンドロールで、枠内で踊るメンバーたちを見て彼一人が渋い顔をしているのも見逃せません。

デビッド・ハッセルホフも登場

アメリカで絶大な人気を誇ったTVドラマ『ナイトライダー』で知られるデビッド・ハッセルホフは、父親の顔を知らずに育ったクィルにとっての理想の父親像として名前が挙げられています。

ヨンドゥの葬儀の際もクィルが「俺の親父はやっぱりハッセルホフだった。あんただよ、ヨンドゥ」と言って送り出しているほどのアゲアゲっぷり。

そのハッセルホフ本人が『リミックス』の2ヶ所にカメオ出演していますが、若い頃のイメージとかなり違っているので特に日本ではあまり気付かれていません。

1つめはクィルに撃たれたエゴが姿を復元する際に一瞬ハッセルホフの姿になるシーン。2つめはエンドロールの最後に流れる曲「guardians inferno」を本人が歌い、最後にフレームで「つらい時には思い出すんだ。俺たちは、グルートだ」の言葉とともにラストを締めています。

まとめ

以上、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』2作の解説と、疑問点の掘り下げ、深読み情報の紹介でした。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は作品が増えるにつれ、それぞれの関連性がより複雑になってきています。世界観をすべて把握するためには、全作品を観ることはもちろんですが、キャラクターや出来事の関連性や時系列を追いながら何度も鑑賞し直すことが必要かもしれません。

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